月刊コミックアライブ

 今日は前回の続きをやらせてもらいますんで、そっちを読んでない方は先にそちらをお読み下さい。今回はMF文庫Jのマンガ化作品だけです。以下の4つに『ゼロの使い魔』を合わせて5つもあるんですねぇ、マンガ化作品は。これが吉と出るんだか凶と出るんだか。
 それでは続きをどうぞー↓


-『陰からマモル!まだらさい 原作:阿智太郎
 MF文庫Jのマンガ化作品。デビューは双葉社みたいですね。代表作は『スーパーウィングス』、『もえよん学園』(これは複数の作者によるものですが)。ちなみにラノベの方の『陰からマモル!』でも公式絵師です。読んでて全然気づかなかった・・・


一族の掟に従い、隣に住むぽややん美少女・ゆうなを陰から守り続ける陰守マモルは、忍者一家の長男だ!マモルとゆうな、そして個性的なキャラクターが人気のドタバタ学園コメディ!


 なんかやたらと中途半端な所から始まるなぁ、と思ってたら『コミックフラッパー』からの移籍作品でした。内容は良くも悪くも原作どおりという感じですね。原作の雰囲気も上手く出ていたと思いますし、原作好きならすごく楽しめんじゃないでしょうか。
 しかし、メディアファクトリーもフラッパーがあるのに(しかもたいして売れてないのに)、なんで新しくマンガ雑誌なんて創刊したんでしょうねぇ。あんまり方向性に違いも感じられないし。強いて差を見出すなら、アライブの方がやや低年齢向けなのかな?


-『蟲と眼球とテディベア』浅見百合子 原作:日日日 キャラクター原案:三月まうす
 MF文庫Jのマンガ化作品。同人の方では活動されているみたいですが、商業の方は多分初めて・・・だと思います。ちなみに原作者の日日日(これで「あきら」と読みます)は一年ほど前に、高校生でラノベの複数の賞をほぼ同時に受賞して話題になった方です。


「眼球、えぐっちゃうぞ」の言葉とともに転校してきた眼球抉子、通称グリコ。正体不明の蟲たちに、スプーン1本で立ち向かう!
 

 まだ多少荒削りな感はありますが、独特な画は、ややホラーちっくなストーリーにも合っててかなりいい感じですね。
 というか眼球抉子って名前を考え出した時点で勝ったも同然って気がしませんか(?


-『かのこん』山木鈴 原作:西野かつみ キャラクター原案:狐印
 MF文庫Jのマンガ化作品。こちらもどちらかというと同人で有名な方みたいです。商業誌でも山吹ムックという名前で『ばんがいち』などで成年マンガをちらほらと描いているみたいです。


転校早々、耕太に猛烈にアピールしてきたのは、おっぱいお姉さんのちずる。センパイの甘い誘惑に、耕太の純潔は危機を迎える…!? ちょっぴりエッチな学園ラブコメディ!


 えー、これは原作が悪いんだと思いますよ?いきなり擁護から始めるのもなんですけど、実際そうだよ!話自体がベタすぎてつまらないんだもの。ここらへんにベタな話でもそれなりに面白く描く近藤るるるの凄さを垣間見たりしますけど、比べるてもしょうがないですしね。

-『風水学園』祥寺はるか 原作:夏緑 キャラクター原案:凪良
 MF文庫Jのマンガ化作品。代表作は『続少年探偵彼方 僕らの推理ノート』『聖クラリス探偵団』。どちらもエニックスで、原作も夏緑です。この二人は随分前からタッグを組んでるみたいです。


風水を駆使してトラブルを解決! 一人前の「魔法建築士」を目指す榎小角と、小角の操る猫神・伽羅たちが大活躍する学園ファンタジー

 
「魔法建築士」っていう設定自体は面白いんですけど、全体から漂う、やおいの雰囲気に俺は耐えられません・・・
 原作の方もそんな感じだから、単純に趣味の問題なのでどうしようもないんですが。画もしっかりしてるし、内容も無駄に長くしないで、第一話らしくうまくまとまってて良いと思うんですけど。



 というわけで、今日はここまでです。出来ればあと1回で終わらせたいところですが、もう2回やりそうな雰囲気が濃厚に漂っております。