月刊コミックアライブ

 今月めでたく新創刊されたメディアファクトリーマンガ雑誌『月刊コミックアライブ』について、ちょろっと書かせてもらいます。浅学な俺には知らない作家さんも多いので、色々と調べつつ書いてます。なので、間違ってることがちらほらあるかもしれませんが、そこらへんはご容赦を・・・
 目的としては、作者一人一人を見て行けば、MFがこの雑誌で何をしたいのか分かるかなぁ、分かったらいいなぁ、という感じです。まぁ、何事もやってみなければ、分かりませんよね!という訳でGO↓
(一応、ネタバレの方にも留意してますが、気になる方はお気をつけ下さい。)

-『しはるじぇねしす』近藤るるる
 オリジナル作品。近藤るるるについては、ここで書くまでもないような気 もしますが、代表作品としては『ハイパーあんな』『天からトルテ!』『たかまれ!タカマル』『黒蘭』など。アスキー(現エンターブレイン)とか角川での仕事が多いっぽい。
 
 一見平凡な女子中学生・詩遥は、実は世界を滅ぼしかねない○○○だった!! 全人類を巻き込む(?)黙示録学園コメディ!? 

 今回の作品は天使&悪魔ネタで、設定はベタな感じだけど、面白かったですね。ベタな設定を面白く描けるってのはプロとして重要な能力だと思います。そうそう、新しくてしかも面白い事ばっか思いつけるかっての!

-『 まりあ†ほりっく遠藤海成
 オリジナル作品。代表作はGファンタジーで連載されていた『破天荒遊戯』。他にも短編とか描いてるみたい。
 
 ある理由から女装して女子高に通う鞠也と、百合趣味のある転校生・かなこ、そして鞠也のメイド・茉莉花たちが織りなすお嬢さまコメディ。
 
 作者曰く萌えマンガらしいですよ?連載陣の中では、近藤るるると並んでちゃんとマンガ描けてる気がします。いや、まぁ当たり前っちゃあ当たり前ですが。次回が楽しみです。
 ちなみに、近藤るるる遠藤海成と後述の望月奈々山本賢治が、センターカラーで扱い的にも他の作家とは別格扱いみたいです。

-『ガイスターバーン』山本賢治
 オリジナル作品。成年マンガ歴が長いですが、少年チャンピオンで『カオシックルーン』と『ブラック・ジャック 〜黒い医師〜』を連載していました。現在は、月刊チャンピオンRED」誌で『カオシックルーンEs』を連載中。
 
 謎の生命体が人類を捕食し始めた! 友人を殺された疾風がいま立ち上がる! 疾風に秘められた能力とは!? そして謎の存在の正体は!?
 
 あくまで個人的な意見ですが、内容がいくらなんでも古すぎ。ノリが90年代なんだもんなぁ。あからさまに雑誌で浮いてるし、こうなったらいつものエログロを期待するしかない。

-『ゼロの使い魔望月奈々
 MF文庫Jのマンガ化作品。原作は、著:ヤマグチノボル 絵:兎塚エイジ
 望月奈々は普段は「コミックRin」と「COMICパピポ」で描いているようです。
 
 魔法学院の落ちこぼれ・ルイズと、ある日突然、ルイズの使い魔にされてしまったサイトの恋と冒険の物語! 7月にはアニメも放映開始!

 今、メディアファクトリーが一番押してる作品ですね。この作品の行く末がモロにMF文庫Jの未来も暗示してるようなので、MF文庫J好きの俺には戦々恐々。
 アライブでも表紙を飾っている上に、マウスパッド付きと超プッシュされているこの作品ですが、なぜかその二つを描いてるのは望月奈々ではなく、原作の方の兎塚エイジ。何故に!?と思いましたが、中身のマンガを読んで納得しました。この圧倒的画力の低さはどうよ!トーン使いの素人くささは尋常じゃないですよ。別に同人をバカにしてる訳ではないですが、これはまさしく同人レベルです。
 俺は、商業でプロとして描くならば、一定以上の技術は必須だと思っていますが、これはガチで許せないレベルです。なんで看板の作品をこの作者に描かせたのだろう??



 えー、あまりに長くなってきましたので、続きは後日。全部書き終わったらまとめます。